RPA女子が実務効率化しようとする前提条件はプログラミング以外にある

スカイサーフィン

RPA女子プロジェクトというものが検索にひっかかりますね。

話の成否はさておき、企業のIT関連の担当者である私から見れば、RPAの設定だけできても意味がないと強く感じます。

費用を払ってRPAを触れる能力があるのは望ましいことでしょうが、それだけでは役に立たないからです。というのも、RPAは、「権限を持っている方と現場」「RPAの設定能力がある方と現場」という組み合わせによって能力を発揮するからです。

 

スカイサーフィン

*空を飛ぶようにすべる by iPhone X

もくじ

ITの担当である私が、在宅RPA女子に仕事を依頼をしたいか

正直あまりしたくありません。

 

RPAを実施してくれる方が、男性であっても女性であってもかまいません。しかし、わざわざ「女子」とついているサービスに依頼をする気持ちになるかといえば、なりません。

 

理由は、RPAは単なる作業ではないからです。

現場の動きをRPAに落とし込むことが主力の仕事ですが、業務の効率化が同時に実施されます。業務効率化ということは、現場の人やその報告を受けている上長に、

「その仕事いりますか?」

ということを直接か間接か伝える役割が出てきます。

 

RPA女子という単語から、そのような調整能力を感じません。女性であることには問題ないですが、わざわざ性別を入れたサービスは選びません。

これは単なる名前の問題ですから、RPAを学んだ女性(男性)は、RPA女子やRPA男子などと名乗らずに、別のサービス名にしましょう。

 

RPAが組み合わせの能力である理由

銀行などが行なっているRPAのプロセスは部署間をまたぐ大きなものです。これに対して、中小企業や今導入を迷っているIT担当・総務担当はもう少し小規模で入れることを想定しているでしょう。

 

現場を知っているか、現場の状況を引き出す権限を持っていることが導入のポイントになります。

 

現場の人に権限を与えると比較的部署間をまたいだRPAの設定が可能でしょう。

   現場 + 権限

 

これに対して、権限を与えられなくても部署間をまたいだ仕事はそこらへんにいくらでも転がっているので、現場の人がRPAをマスターすることも一つの方法です。

  現場 + RPA設定能力

 

 

繰り返しますが、現場のやっていることをしっかりと引き出せることがRPAの導入のポイントです。

 

RPAの設定能力がジェネラリストに活きる可能性

RPAの設定能力は、専門性ではなく業務フローをたくさん知り、イメージできる人がプロになれる可能性があります。

まだまだ導入期です。

銀行のようにドキュメンテーションが多い企業でなくても、必ずドキュメンテーションの仕事はあります。

 

まずは、身の回りの仕事にRPAが使えないか考えてみましょう。

 

【編集後記】
「TechniqueではなくArtだ」という論調を聞きます。RPAもArtまで高められれば需要があるでしょうか。技術をつきつめようとすると、人間の問題が再度出てくるのはいつものことですね。

一方で副業求人も出てきてますね。収入的には楽な企業+楽な副業があると潤いそうな感じです。やりがいが両立できるかは疑問ですが。

あわせて読みたい

首都圏で働くさまざまなスキルを持った人材に副業や兼業の形で即戦力になってもらおうと、静岡県熱海市の4つの企業が「副業限定」と銘打った求人を先月から始めました。

副業限定の求人を始めたのは、熱海市のホテルニューアカオ、熱海ガス、マジオドライバーズスクール熱海校、モリボーの4社です。

【昨日のはじめて】
濃厚たまごのカスタードシュークリーム

【子どもと昨日】
目薬が聞いたせいか、目やにがほとんどでなくなりました。本人の至って元気。朝から朝食をこれでもかとほおばって楽しんでくれてます。

具合を見てまた砂場にも連れて行きます。

もくじ