医療保険に入るかどうかは、迷うところ。
判断ポイントとしては、高度先進医療を使える人か、そして健康保険適用外の治療をどれくらいするかが判断材料です。
高額療養費制度がそれほど使えない人
高額療養費制度は段階によって、同じ月に保険適用がある医療費を上限以上払わなくていい制度です。
標準報酬月額((4−6月の3ヶ月給与の支給平均額))が26万円以下の人なら、一月で57,600円が限度額となります。
標準報酬月額によってその金額は変わってきますが、標準報酬月額83万円以上(年換算でおよそ1000万円以上)の人が100万円使ったなら、27万円くらいまでは自己負担です。
収入が増えれば増えるほどに自己負担額が大きくなります。
月々の保険料との見合いを考えれば、かなり高額所得な人でなければ、保険適用範囲内の高額療養費制度で十分にまかなえるでしょう。
また、若い人は病気よりもケガの方が可能性が高いものです。
健康保険適用外の治療をどれくらい受けるのか
保険適用範囲外の治療をどれくらい受けるかも医療保険に入るかどうかの決め手です。
がん保険でよくある陽子線治療。
抗がん剤に比べて副作用も少なく一見良さそうですが、問題は費用です。
数百万円かかると考えると、若いうちからがん保険で対応しておくべきなのかなと考えがちです。
ただ、これも高額療養費制度の対象になれば、自己負担は少なくて済みます。
最近では、陽子線治療の前立腺癌は保険対象内になりました。
今は保険対象外の治療も時間が経てば保険対象内になる可能性もあります。
がんの治療にどれくらい費用がかかるか
がんの治療にどれくらいの金額がかかるかは、がん治療費.comを見てみましょう。
肝臓ガンの重粒子線治療は5年で約447万円。手術なら5年間で214万円。
一方で、5,000円程度の掛け捨て保険に入る場合を考えると、年間は6万円、30代から30年払っていたとすれば、180万円です。
手術しかしなければ、180万円の払いに対して1年目は約120万円。5年かかれば214万円となり、保険料の元は取れているような感じです。
ただ、5年間もがんの治療が継続されるのかどうか。
もっと短い期間で治療がいらなくなったり続けられなくなったりすることも想定できます。
不安なのは、何にいくらかかるかが不明だからです。
がんの治療費を知りたければ、上記のがん治療費.comがよろしいかと。
まとめとして
医療保険に入って得になる人は多くないです。
家系がら病気になりやすいかどうかは案外わかっている人もいるので、そういう人は(告知義務に違反しない範囲で)、上手に保険に入れば得になる可能性があります。
ただ、一般的には割に合うという考えで保険に入っても得はないようです。
少しばかりの参考までに。
【編集後記】
新しいiPad ProのEvernoteのオフライン処理をしています。
結構時間がかかっているので、今日は点けっぱで待ってみます。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【昨日のはじめて】
震災記念館
【昨日の子育日記】
今日はゆっくり一緒に絵本を読みました。
何度も催促されるのですが、長めに絵本を読むと決めていたので、何度も読みました。
やっと満足してくれたようで、そのまま寝付きました。
こういうのも今だけの子育ての醍醐味なのかなと感じる次第です。