なぜIT関連の企業の説明がアバウトなのか

新規のクラウドサービスの導入に当たり、導入する会社との打ち合わせを行っています。最新のソフトなので効果を見込んで導入をしています。しかし、製造関連の会社がIT関連のサービスを受ける時は、評判が悪いです。

私自身はそこまで気にならないのですが、人によってはかなりの度合いで批判をしています。製品の物体としてのコストがかからないのに金額が高いのはイメージに合わないのでしょうか。評判が悪い原因と簡単な対策を考えてみます。

 

Note and iPhone

noteとiPhone X

 

もくじ

理由1:流行りの技術で採用

一つ目に考えられる理由は、IT関連は流行りの技術で仕事を頼んでおり、担当者の基礎能力の高さに満足して購入している訳ではないことです。

競合相手がいるのであれば、競合の対応と比較してどちらの担当者が優れているかを確かめて発注をかけます。しかし、今回の技術に関しては、競合がほとんどいない導入になります。

 

また、発注側から見るとIT関連の発注は、慣れていないと比較がしにくいです。その技術を提供している会社が多かったとしても、全てに声をかけることはできませんし、どれに声をかけていいかわかりにくいです。

結果的に競合が少ないような場になっていることがあります。

理由2:内容が複雑で説明側が分かっていない

IT関連の導入においては、モノが見えないため抽象的な話が多くなります。複雑な内容に関して、パソコンとにらめっこして決めていくようなケースは、相手に内容が伝わりにくいです。

理解が曖昧な点や複合的に論点をクリアにしていかないといけない点があり、しっかりとした理解が説明側にない場合わかりにくいです。

細かな内容はパソコンの画面だけでなくホワイトボードに記載をしながら進めるなど、視覚的に話の方向性を見えるようにしながら進行して行くのが良いです。

 

理由3:受け手側の理解能力の不足

説明される側が理解をしていないことも大きな原因です。

最初に製造業がIT関連の技術を導入する話から入ったように、その分野に長けていない人がサービスを求めています。

説明側から考えれば、毎回同じ話を聞かれる。何度説明しても分からない。そういったことが多く、丁寧に話させる気をなくさせているのではと見受ける点もありました。

お互いの理解が元々違うというスタートを持ち、説明側は大切な点のみを明確に共有していく視点が必要です。

簡単な対策として

IT関連の技術の詳細ではなく、話し合いの進め方を上手にすることがポイントです。分かりにくい技術の説明をしている認識を持つと、気持ちが休まります。

  • フローを見せる
  • 図にして見せる
  • 具体例を見せる

お客さん側も説明されることが得意ではないでしょう。できる限り簡単な例で、難しい場合の説明は省いて概要を一つ理解してもらえば、十分ではないですか?技術の方やよく学んでいる方は全てを綺麗にしていきたいと考えたいでしょうが、全体を進めることに主眼を置いてみてください。

 

 

【編集後記】
新しい技術を導入するときの気づかいはなかなか骨が折れます。特に部門をまたいだサービスは、受け手側の喜びの反応がいまいちな感じです。もちろん部門間の問題に気がついている担当者には喜ばれます。

対象をしっかり選定する必要ありですね。

【昨日のはじめて】
立体型マスク

【子どもと昨日】
風邪気味が続いていますが、相変わらず元気です。寝そべるより立ってものを見たいようで、お風呂上がりにも着替えるときはお座りしだしました。

8ヶ月になりますが、成長は早いものです。

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